晴耕雨読のリタイアしてみました

2017年、53歳の時に完全リタイア生活をスタートしました。

勝ち組だけの小学校

一応毎日健康目的で
町内をジョギングしたり歩いたりしている。
働いていた頃は早朝の出勤前にやっていたが
心臓発作で行き倒れるのも嫌なので
自由の身の今は夕方にシフトした。

この時間帯はちょうど
小学校の下校時間と重なる。
うちの町内会に2年前の春に
新設の小学校ができた。
セキスイが開発したこの街専属の小学校である。

街の中にはアパート等の集合住宅は一切なく
5000万円台で売り出された戸建てのみ。
昨年町内会役員をしていて見聞きしたところでは、
開業している方、大手企業や公務員
といった方々がおおよその住民像である。
つまるところ、その値段の家が買える
世間ではまあ勝ち組と分類される方々がお住まいである。

そのご子息が通われる小学校、
勝ち組だけの小学校と言えるだろう。
何だかアメリカのようになってきたようだ。
アメリカではいい学区の地域は
それに比例して不動産価格も高い。
もう10年以上前になるが、
自分の子供が通っていたアメリカの公立小学校は
まるで私立の学校のような充実ぶりだった。
近隣にインテルやナイキと言った大企業があったので
そこにお勤めの方が多かった。
教育にも熱心で、寄付が半端ではなかった。
低学年から2クラスで共有だが
1人1台のマックブックがあったし
黒板ではなくてホワイトボード、
各教室にはプロジェクター完備だった。

あっちとこっち、違いとして感じたのは
いじめの有無である。
うわさレベルだがうちの町内の小学校にも
残念だがいじめがあるようだ。
アメリカではうちの子はアジアから来た
言葉もわからない外人だったがそのようなことはなかった。
何が違うか?
大きな違いは親の目の行き届き方だと思う。
アメリカの学校では、ボランティアの親が
普通に学校で先生のヘルプをするために教室にいた。
コピー取りや教材作成の手伝いがてら
子供への目配りがあったのだ。
クローズドシステムからオープンシステムに変更すれば
改善が期待できるかもしれない。