日経新聞のデジタル版の今日の記事で、例の銀行のシェアハウス融資総額が2000億円、借り手は計1200人に上がると実態調査結果が記事になっていた。中には5億借りていた人もいるそうだが、単純に頭割りすると平均融資額は1人当たり1億6700万円。恐ろしい金額だ。猫さんがブログの中でちょっと触れられていたがたぶん自覚なく自分の属性にあぐらをかいてやっちゃたんだろう。
上の写真は例の銀行で9900万円を25年ローンで借りた場合の返済表。月々の返済額は約56万。当初はその内の2/3が元本返済ではなくて利子支払いに消えていく。その額毎月37万。高給取りの銀行員さんの給料の原資だ。
フルローンが出たとしてこの借金で利回り10％の物件が買えたとしても、毎月の家賃収入は満室でやっと83万。ここから税金や管理会社の手数料、修繕費を出すことを考えるといかにアパート経営が厳しいか、この簡単な机上の計算でバカでもわかるはず。
自分も前はリーマン大家をやっていたので、アウトソーシングが出来る大家業とリーマンの相性がとても良く、サイドビジネスにぴったりなのはとてもよくわかる。ただし相場というものは株もそうだが安く買って高く売らないと業者と銀行と国（税金）の単なるカモになって終わりである。高くなったらさっさと売ってしまう、なんでも勝ち逃げが重要ということ。
お仕事は日本板硝子の場帳を完了。
