晴耕雨読のリタイアしてみました

2017年、53歳の時に完全リタイア生活をスタートしました。

人生いたるところに落とし穴あり

実は現在私は生命保険に全く入っていない。今回病気の件があったが、これからも入らないだろう。(入れない。が正解かもしてないが)というのも今の資産があればまあ妻子は路頭に迷うことはないとの算段からである。

普通に生きていても気が付かないうちに社会のシステムに搾取されて、頑張って働いて生きてきたのに ”あれ?なんで貧乏なの?” って事が今の世の中のスタンダードになっている気がする。

人生いたるところにシステム側が構築した搾取集金の落とし穴がさりげなく用意されている。その一つに生命保険があると思う。社会人になりたての何もわからない状態で、みんなが入るからと生命保険という高額商品を買ってしまうと人生総収入の何分の一かをシステム側に搾取されて貧乏人コースへの道を進み始めることになる。

社会人になって会社へ行くようになると、お昼休みに生保の営業レディーがオフィスにやってきた。何かわからないが飴を貰って生年月日を聞かれて人生設計チャートみたいなものを渡されて、月々これだけの掛け金で保証が付いて貯蓄も出来ちゃいます見たいなことを説明された。自分は得なのか損なのか判断が付かなかったので、手を出さずに一旦保留にした。同期の仲間には契約を済ましたものが多かったようだが、自分は人生は勝負だからとうそぶいてみて結局契約はしないまま生命保険無しのコースを行くことにした。生命保険の終身契約と言うのは数千万円の買い物と同じであると言うことを後から知った。私が社会人になったころは、ちょうどバブルのころだったので、もしかするとお宝保険で儲けることが出来たかもしれないが、自分はシコシコと利率6%の社内預金に励むことにした。

じゃあ、これまで一度も保険のお世話になったことが無いかと言うとそうでもない。
時が経って結婚をして子供が出来た時には、会社の団体保険に入った。この保険は掛け捨てだが、1年ごとの契約で年度末に余剰金が出ると戻ってきた。いつもMAXの4,000万円をかけていたが、余剰金が戻るので年間保険料は結局4万円前後(月々約3,000円)だったと記憶している。

この会社の団体保険もマンション経営を始めたことで契約を辞めた。理由はマンションをローンを組んで1棟購入した時に、団信に入ったからである。自分が亡くなった場合、団信のおかげでマンション1棟がローン完済で妻のものになりその家賃も全て妻に入るようになったからである。不動産ローンの団信保険料は、個人が住むための家を買う場合は支出だが、不動産事業主の場合は必要経費として節税対策になるので、ここでも金持ちに有利なようにシステムは作られているが、普通の人はあまり知らないだろう。

現状私ははじめに述べた通り保険の必要性が無いので、不要な支出を避けるために無保険の状態である。若い方へのおススメは必要な時にだけきちんと保険を活用して、その時も不要な特約は付けなくてシンプルな掛け捨てで出来れば経費の安い会社の団体保険がいいと思う。家系的に特有の病気の傾向があれば、そこは上記とは別に早めにカバーをしておくに越したことはないと思う。

この内容を実行することで社会人になって30年後くらいには数千万の節約が出来るのではないか。