家を買うことに対して肯定派でも否定派でもない。
スタンスは買うことによって経済的不利益を被ったり
人生が固定されてしまわなければ
別に買っても構わないと思っている。
昨日聞いた話で、うちの横の町内会の新築建売物件が
5000万円で出ている。（積水が開発している新興住宅街）
知り合いの大手企業にお勤めの方が購入を検討されていて
FPの方からは今申し込めば年内に入居できるし
消費税が上がる前の今が買い時と強く勧められて
20万円の手付けを打ったそうだ。
FPと業者は裏でつながってるんだろうなきっと。
（20万円がFPへの業者からの謝礼だったら笑ってしまうが。。）
ざっと計算してみた。
頭金500万円、借入金4500万円を35年ローンの
固定金利1.5%で借りたとすると
月々の返済はボーナス無しで約13万7800円。
購入者が35歳だとすると返済完了は70歳だ。
60歳定年とした場合、
定年時にまだ残債が1534万円も残っている。
まあ、大手企業なら退職金で返済できるだろうけど
サラリーマン時代を返済のために一生懸命働いて
その上に退職金まで持っていかれちゃったら
何のために生きてきたのか（家のため？）
分からなくなってしまう。
あと利子の話だが、
1.5％という超低金利でも35年という長いローンだと
利息の合計は1280万円ちょっとにもなってしまう。
今回は固定金利で計算したが、変動で借りて
金利が１％上がって2.5%になったら
月々の返済は16万円になってしまう。
これじゃあ、「アパートの家賃より安いですね」
って言うセールストークもすっ飛んでしまう。
つまり家を買うってことは
怖い不動産投資をするってことなので
夢だけで突き進むのではなく
ちゃんと考えて買いましょうってことだ。
