晴耕雨読のリタイアしてみました

2017年、53歳の時に完全リタイア生活をスタートしました。

実家の売却

昨日は実家売却の契約で神奈川まで行ってきた。いまは不動産は売り時である。「ほしいときが買い時」は売る側の宣伝文句なので騙されてはいけない。いまは買い時ではなくて売り時である。不動産という庶民にとってはおそらく一生で一番高価な買い物を相場のうねりを気にせずに高値でかって35年ローンとともに一生含み損のために働き続ける生き方は不思議でならない。もう一度言う、いまは売り時である。売れる不動産をお持ちの方は一考の価値ありだ。

今回の売却も前回の投資マンション売却同様にネットで一括見積をかけて一般媒介契約で進めた。中には専任媒介でとお願いしてきた会社さんもあったが、一般で受けて頂いた。この作戦は今回も正解だったと思う。理由は1社だと煮詰まった時に作戦として値下げしかないが、複数社だとチャンネルが多いので機会は増えるのを今回も感じた。

値付けは自分で近隣の過去と現在の価格実績を調べて自分で決めた。高すぎると見向きもされないので注意だが、不動産屋さんはとにかく物件数を回して仲介手数料を稼ぎたいので安めに価格設定してくるので注意が必要である。今回は母の後見資産管理人の弁護士さんの紹介の不動産屋さんの提示額プラス600万円にした。

不動産の値付けには4種類あると思う。はじめに何も知らない素人をカモにしてごっそり業者がもうける価格。上記の弁護士先生の知り合いの提示額がそれ。弁護士先生の紹介ならと応じて売ってしまう人も多いだろう。2つ目は業者が買い取る価格。今回も申し込みがあったが、こちらの提示額の2割ダウンの金額だった。築45年の古家付きなので更地にして利益を乗せると取り分はそのくらいは業者は必要ということである。3つ目の価格は今回私が提示した一般の住む目的で購入希望の方が納得する価格。個人対個人なので双方が合意できれば業者の利益が乗っていない分リーズナブルだ。最後は業者の利益が乗った価格。新築とかがこれ。中古で個人が勝手な利益を乗せると売れない価格だ。

売る側の値付けから上記を書いてみたが、買う側としたら選択肢は3か4しかない。つまり業者には絶対に勝てない損な取引ということである。

今回は買い手さんの値引き80万円に応じて契約に至った。それでもはじめの金額からは500万円のプラス。古家付きで売り出したので建物と設備の瑕疵は不担保である。
後はローンの最終承認を待って決済である。